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掲載日:2024年1月5日

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令和5年度埼玉県営公園指定管理者候補者の選定結果について

 令和5年7月10日から募集を開始した2公園(こども動物自然公園、熊谷スポーツ文化公園)の指定管理者については、埼玉県議会12月定例会の議決を経て指定しました。
 つきましては、指定管理者候補者の選定に当たっての経緯等について公表いたします。

目次

  1. 県営公園の指定管理者について
  2. 指定の期間について
  3. 応募の状況について
  4. 指定管理者候補者の選定について
  5. 提案の概要

1 県営公園の指定管理者について

こども動物自然公園

公益財団法人埼玉県公園緑地協会
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4丁目130番地
代表理事 安藤 宏

熊谷スポーツ文化公園

公益財団法人埼玉県公園緑地協会
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4丁目130番地
代表理事 安藤 宏

2 指定の期間について

令和6年4月1日から令和11年3月31日まで(5年間)

3 応募の状況について

(1)概要説明会への参加団体数

  • 令和5年7月25日(火曜日) 4団体参加

(2)現地説明会への参加団体数

  • こども動物自然公園 令和5年8月4日(金曜日)参加者なし
  • 熊谷スポーツ文化公園 令和5年8月7日(月曜日)2団体

(3)応募申請団体数

令和5年9月8日(金曜日)締め切り

こども動物自然公園 1団体

  • 公益財団法人(公園管理)1団体

熊谷スポーツ文化公園 1団体

  • 公益財団法人(公園管理)1団体

4 指定管理者候補者の選定について

(1) 審査基準

  • 公園利用者の平等な利用を確保することができること
  • 法令、条例及び規則等を遵守し、適正に公園の管理運営を行うことができること
  • 公園の設置の目的を効果的に達成し、公園利用者の利便性を向上し、県営公園の利活用を図るため、広報活動や自主事業などを積極的に実施するなど効率的な運営を行うことができること
  • 指定管理業務を安定して行う経営基盤を有していること
  • 震災や風水害、感染症の流行など緊急事態に対し迅速かつ適切に対応できること
  • 指定管理業務を通じて取得した個人に関する情報の適正な取扱いを確保することができること
  • 公園施設や樹木の維持管理を適切に行うことができること
  • 環境に配慮した運営ができること
  • 公園の特性を十分に生かすことができること

(2)審査項目

基本的な考え方

  1. 指定管理料の見積り
  2. 指定管理者管理運営状況
  3. 申請内容と現況調書の比較(供用日や利用料金等)
  4. 埼玉県内に本店のある団体への加算

効果的かつ確実な運営

  1. 広報について
  2. サービス向上への取組
  3. 業務の発注及び物品の発注
  4. 個人情報保護への配慮及び事故や事件の発生を未然に防止するための予防策

効率的な運営

  1. 計画実現性
  2. コスト縮減 
  3. 更なる利活用への取組

応募者の経営基盤

  1. 経営基盤の安定性(財務)

緊急事態への対応

  1. 県内の拠点となる事務所から公園管理事務所までの所要時間及び迅速かつ適切な対応を図るための体制
  2. 利用者等に対する安全確保対策及び施設の応急復旧対策
環境に配慮した運営(全公園)
  1. 環境負荷低減への配慮
  2. 連携・協働による環境保全

公園の特性を生かした運営(各公園)

【こども動物自然公園】

  1. 動物の健全かつ安全な飼育を実現するための職員の配置や、動物の飼育方法
  2. 希少動物・野生動物を繁殖・保全するための導入計画、国内外のネットワーク
  3. 年齢・障害の有無を問わず、来園者が安心して公園を利用するための具体案の提示
  4. 自主事業の積極的な実施などブランド力を向上させ、利用者を増加させる取組

【熊谷スポーツ文化公園】

  1. 大規模施設の管理実績や特殊な機械・電気設備の管理実績
  2. 関係各種競技団体やプロスポーツチームと連携した運営や利用向上策の提示
  3. イベント時の駐車場混雑対策や暑さ対策など、利用者が快適に過ごすための計画の提示
  4. 各種事業者と連携した文化事業など、スポーツに限らないコンテンツの創出や、規模を活かした自主事業の実施による平日・祝祭日の利用者増加の取組の提示

(3)選定委員会の委員

 

氏名

職業等

阿部 伸太

東京農業大学地域環境科学部准教授

菊池 佐智子

公益財団法人都市緑化機構企画調査部主任研究員

近藤 伸也

宇都宮大学地域デザイン科学部准教授

八木 京子

東洋大学国際観光学部准教授

青山 裕之

公認会計士

松林 尚志

(こども動物自然公園のみ)

東京農業大学農学部教授

舟木 泰世

(熊谷スポーツ文化公園のみ)

尚美学園大学スポーツマネジメント学部専任講師
坂田 直人 埼玉県都市整備部副部長

 

(4)審査結果について

ア こども動物自然公園

(ア)1次審査(20点満点)

審査基準、審査項目{指定管理料の見積り、指定管理者管理運営状況、申請内容と現況調書の比較(供用日や利用料金等)、埼玉県内に本店のある団体への加算}に基づき、資格・書類審査を実施しました。

(イ)1次審査(80点満点)

プレゼンテーション及び選定委員によるヒアリング等による審査を実施しました。

 

審査項目

配点

(公財)
埼玉県公園緑地協会

1

基本的な考え方

20

14.0

2

効果的かつ確実な管理運営

20

15.6

3

効率的な運営

10

7.7

4

応募者の経営基盤

10

10.0

5

緊急事態への対応

10

7.9

6

環境に配慮した運営

10

8.1

7

公園の特性を生かした運営

20

17.7

 

合計点

100

81.0

※ 1…一次審査、2~7…二次審査

(ウ)(公財)埼玉県公園緑地協会の選定理由
  • これまでの動物園の管理に関する受賞歴やWAZA(世界動物園水族館協会)加盟の実現とWAZA水準に基づく飼育管理を行っている点が評価できる。
  • 牛の乳しぼりなどこども動物自然公園ならではの活動や小動物とのふれあいなど、生きものの命の大切さを学ぶことができる場を提供できている点が評価できる。 
  • 体験型コンテンツやバックヤードツアー、ナイトZooなどのプレミアム感が付加されたアトラクションの提案が充実しており、リピーターの獲得に大いにつながる取り組みとして評価できる。
  • 高度なスタッフの知見と技術による持続的かつ安定的な運営管理が見込める点が評価できる。 
(参考)選定委員の主な意見

団体名

意見

(公財)埼玉県公園緑地協会
  • 園内の移動手段を検討していく必要がある
  • Green Zooの取り組みを続けていただきたい。その成果を来園者にも発信することで、動物園のSDGsにつながっていくと思われる
  • オーストラリアの環境(植栽)について、ガーデニングはもちろん、商業施設でもオージープランツを導入する例が多く、公園(ゾーン)全体として、楽しめる雰囲気づくりを検討いただきたい。
  • インバウンド向けの対応について、発信する情報にも力を入れていただきたい。施設整備、ソフト整備でインバウンド対応を行っても、英語対応、海外の動物園との連携など発信する仕組みがインバウンドに対応していないと、人が訪れる機会が十分に設けられているとは言えないのではないか。
  • 新しい防災訓練を導入することは評価できる。訓練の目的をさらに認識していただきたい。
  • 既存来場者やリピーター確保につながるサービスの拡充やニーズの把握は充実している。新規・潜在顧客のニーズや情報収集にも取り組んでいただきたい。
  • 埼玉といえば「こども動物自然公園」という発信がなされるくらいの強い発信力が必要と感じる。
  • 緊急に重要な判断が求められる場合に、本部と十分な連携を図っていただきたい。
  • 動物研究員の雇用もぜひ検討していただきたい。

イ 熊谷スポーツ文化公園

(ア)1次審査(20点満点)

審査基準、審査項目{指定管理料の見積り、指定管理者管理運営状況、申請内容と現況調書の比較(供用日や利用料金等)、埼玉県内に本店のある団体への加算}に基づき、資格・書類審査を実施しました。

(イ)1次審査(80点満点)

プレゼンテーション及び選定委員によるヒアリング等による審査を実施しました。

 

審査項目

配点

(公財)
埼玉県公園緑地協会

1

基本的な考え方

20

19.0

2

効果的かつ確実な管理運営

20

14.9

3

効率的な運営

10

8.0

4

応募者の経営基盤

10

10.0

5

緊急事態への対応

10

7.9

6

環境に配慮した運営

10

7.1

7

公園の特性を生かした運営

20

16.4

 

合計点

100

83.3

※ 1…一次審査、2~7…二次審査

(ウ)(公財)埼玉県公園緑地協会の選定理由
  • 類似の大型運動施設、公園の運営・管理実績があり、スケールメリットを生かした運営、活動が期待できる点が評価できる。  
  • 訓練を通じて、防災に興味を持ってもらおうと試みている点が評価できる。
  • ブランド力のある大会の誘致やプロスポーツチームとの連携、県民がスポーツに親しむ環境の整備などの提案について、我が国トップレベルのスポーツ・マネジメント組織を目指す方向性がうかがえる点が評価できる。
  • スポーツ、健康づくりの拠点となるよう、各種イベント・プログラム、新規提案が盛り込まれている点が評価できる。 
(参考)選定委員の主な意見

団体名

意見

(公財)埼玉県公園緑地協会
  • 公園と施設の特性を生かした「スポーツ・文化芸術活動の拠点」としての新たな取り組みの提案を通して、周辺地域住民や事業者、アーティストやアスリートなど多様な人々との連携やつながりの形成が大いに期待できる。
  • 「スポーツをみる・する・支える」人だけでなく、様々なニーズを持つ多様な人々が気軽に日常的に集うことができる「拠点・プラットフォーム」としての情報発信や役割の明確化に取り組んでいただきたい。
  • ラグビーというテーマ性のある場の演出、プログラムがもう少しほしい
  • 平日利用を高める取り組みがもう少しあるとよいのではないか。例えば、ランチ利用により周辺を通る営業車などの休憩を促すなどの取組を検討していただきたい。
  • 緑空間の整備が画一的である。大型公園=ネモフィラ、ヒマワリ、コキア、コスモスという景観ではなく、埼玉・熊谷として地域に根付いた緑空間の企画、提案をお願いしたい。
  • 充実した施設内容でよいイベントもなされているにも関わらず、県南地域まで「熊谷スポーツ文化公園」というワードが届いていないように感じる。
  • 熊谷駅からのアクセス、町(街)ぐるみでのにぎわい創出の具体策をより一層検討いただきたい。
  • 「緊急時に重要な意思決定をする必要がある場合の対応」について、本部との連携と情報伝達について確実に対応していただきたい。
  • 地域課題の解決に向けた取り組みも求められると思うが、その際は多様な組織と連携・協働して、スポーツ施設管理者・公園管理者として積極的な取組を行っていただきたい。

 

 

5 提案の概要

こども動物自然公園:(公財)埼玉県公園緑地協会

(1)基本方針

  • 「動物がいきいきと暮らし、種の多様性と魅力に触れ、誰もが楽しめる動物園」

(2)管理執行体制

  • 常勤職員56名

(3)維持管理業務計画

  • 直営と委託の併用による園地及び樹木管理
  • 有人及び機械による夜間警備
  • 施設設備の定期的保守点検の実施

(4)広報の取組

  • ホームページ、SNSによる情報発信
  • 地域活動とタイアップした広報

(5)利用者サービス事業計画

  • 利便やサービスの向上(高齢者にやさしいカートガイドの検討、英語でのガイドツアーなど)
  • 動物との触れ合いを通したにぎわい創出(クオッカの常設展示、キノボリカンガルーやウォンバットなどの新規動物導入など)
  • 自然に親しむイベントを通したにぎわい創出(棚田の自然環境を活かしたイベントなど)
  • 既存の施設や空間を活用したにぎわい創出(眺望の良い展望デッキの設置など来園者がくつろげる空間の創出)

(6)環境に配慮した運営

  • Green Zooの実現に向けた取り組み
  • 環境負荷低減に配慮した物品の購入
  • 施設の管理運営における環境負荷低減への配慮

(7)公園の特性を生かした運営

  • 職員の確保と配置や人材育成、動物の飼育計画(経験豊富な飼育職員の確保、人材育成など)
  • 動物の導入計画、ネットワークの構築(海外・国内からの動物の導入計画など)
  • 誰もが安心して公園を利用できるような利用者サービス向上(園内の移動円滑化など)
  • こども動物自然公園のブランド力を向上させ、利用者を増加させる取組(WAZA 水準にもとづく管理の展開など)

(8)利用者等のニーズの把握及び実現策

  • PDCAサイクルによる利用者意見の収集及び実現

(9)利用者のトラブル未然防止と対処方法

  • 苦情処理マニュアルに基づき、誠実、真摯に対応

(10)個人に関する情報の取扱いについての基本方針

  • プライバシーマーク取得による適正な運用

(11)事故や事件の発生を未然に防止するための予防策

  • 公園施設の安全点検の実施
  • 埼玉県防犯指針に沿った公園防犯指針に基づき、適切な対策を講じる 

(12)災害時等緊急事態における危機管理に対する具体的対策

  • 危機管理マニュアルに基づく安全の確保

熊谷スポーツ文化公園:(公財)埼玉県公園緑地協会

(1)基本方針

  • 『みんなのホームパーク・ホームグラウンド 熊スポ』
    ~「あこがれ」から「日常」まで、スポーツ・文化のホームを目指します~

(2)管理執行体制

  • 常勤職員24名

(3)維持管理業務計画

  • 直営と委託の併用による園地及び樹木管理
  • 有人及び機械による夜間警備
  • 施設設備の定期的保守点検の実施

(4)広報の取組

  • ホームページ、SNSによる情報発信
  • 地域活動とタイアップした広報

(5)利用者サービス事業計画

  • 公園来園者・施設利用者の利便やサービスの向上に関する事業(キッチンカーを活用した「こども食堂」を実施、「設置型授乳室」の設置など)
  • 公園のにぎわい創出等に関する事業(ホームスタジアムとしてにぎわい創出、アーバンスポーツに対応する場所の発信など)
  • 地域貢献・地域連携による文化活動の拠点機能の拡充に関する事業(公園のスペースを県内「アーティスト」の文化芸術活動の
    場として提供、体験型防災イベントの実施など)

(6)環境に配慮した運営

  • 環境負荷低減に配慮した物品の購入
  • 施設の管理運営における環境負荷低減への配慮
  • 県民、企業、学校、市町村と連携・協働した環境保全への取組

(7)公園の特性を生かした運営

  • 平成11 年より当公園他、3水上公園、埼玉スタジアム2002公園などの大規模施設を適正に管理してきた実績
  • 3×3コートの整備や、鏡に姿を映してダンスの練習ができる場所の提供などによる利用向上策の実施
  • 陸上競技場・ラグビー場の3か所のエントランスでの「クールスポット」設置による暑さ対策の実施
  • 公園のスペースを県内アーティストの文化芸術活動の場として提供し、アーティストが集う、新たな芸術文化拠点として育成

(8)利用者等のニーズの把握及び実現策

  • PDCAサイクルによる利用者意見の収集及び実現

(9)利用者のトラブル未然防止と対処方法

  • 苦情処理マニュアルに基づき、誠実、真摯に対応

(10)個人に関する情報の取扱いについての基本方針

  • プライバシーマーク取得による適正な運用

(11)事故や事件の発生を未然に防止するための予防策

  • 公園施設の安全点検の実施
  • 埼玉県防犯指針に沿った公園防犯指針に基づき、適切な対策を講じる

(12)災害時等緊急事態における危機管理に対する具体的対策

  • 危機管理マニュアルに基づく安全の確保

お問い合わせ

都市整備部 公園スタジアム課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第2庁舎2階

ファックス:048-830-4883

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