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掲載日:2025年9月17日
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埼玉県は、関東地方のほぼ中央に位置し、交通網の発展した都市部と豊かな自然が広がる山間部で構成されています。
大規模・複雑化する災害に対応するため、平成3年1月に防災航空隊を発足し、同年4月から「あらかわ」の運行を開始しました。平成8年には「あらかわ2」の運行を開始し2機体制となり、県内の災害のみならず新潟・福島集中豪雨や、新潟県中越地震に緊急消防援助隊として応援出場し、その有効性を発揮しました。また、平成17年4月には県の地域機関として「防災航空センター」を設置し、防災ヘリの運航の充実強化を図りました。
その後、平成22年7月に発生した「あらかわ1」の事故を教訓に安全管理体制を強化しました。平成24年には「あらかわ2」に加えて埼玉県が購入した「あらかわ3」、総務省消防庁から無償貸与された「あらかわ4」が加わり、3機体制となりました。これにより常時2機が運航可能となっています。(あらかわ2は令和7年4月に更新され新機体で運航を開始しています)
埼玉県防災航空隊の大きな特徴は県、市町村、民間企業が一体となって運用する三位一体の体制です。この運用体制は全国に先駆けて取り入れたため「埼玉方式」と呼ばれ、他県の防災航空隊の運用体制の参考にもなっています。この体制はヘリコプターを県が所有、操縦と整備は専門の民間航空会社に委託、そして、実際の救助活動にあたる航空隊員は県内の消防本部から派遣された消防吏員で構成されています。それにより、各機関の専門性を結集し、効果的かつ安全な活動を実現しています。
隊員たちは日々厳しい訓練を重ね、365日24時間体制で出動に備えています。県内はもちろんのこと、要請があれば緊急消防援助隊として県外の大規模災害に出場し、情報収集をはじめ、山岳地帯での遭難、滑落事故、河川や湖での水難事故など、ヘリコプターの機動力を生かした捜索・救助・活動を実施します。また、空中消火活動やドクターヘリが運用できない場合の救急活動も重要な任務です。
今後も県内の防災活動はもちろん、広域的な災害にヘリコプターの能力を最大限発揮し、隊員一丸となり航空隊としての役割を果たしてまいります。
令和7年4月24日
平成24年5月20日
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