ページ番号:243429
掲載日:2023年11月8日
ここから本文です。
令和5年度の世界エイズデーキャンペーンテーマは「あなたが変わればエイズのイメージが変わる。UPDATE HIV!」です。
治療の進歩でHIV陽性者の生活は大きく変わり、HIV感染の予防にも様々な選択肢が用意されるようになりました。しかし、現状は正しい情報が十分に伝わらず、有効な治療法がなかった時代の認識のままである場合が少なくありません。かつて広がったHIV感染への偏見や差別の意識がUPDATE(更新)されないままになっています。そのことがHIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、また、差別や偏見を招く要因の一つであると考えられるでしょう。
そこで、今年度のキャンペーンテーマは、社会を構成する一人一人の「あなた」に呼びかけるメッセージとなっています。ひとりでも多くの人がHIV/エイズのことを自分の事として捉え、検査や治療、支援などの知識を身につけるきっかけとし、最新の知識の普及を通じて、HIV検査の受検促進や差別・偏見の解消につなげていきたいと考えています。
WHO(世界保健機構)は、世界的レベルでのエイズまん延防止と患者・ 感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的として、1988年に12月1日を"World AIDS Day"(世界エイズデー)と定め、エイズに関する啓発活動等の実施を提唱しました。1996年からは、WHOに代わって、国連のエイズ対策の総合調整を行うこととなっ たUNAIDS(国連合同エイズ計画)もこの活動を継承しています。
日本でもUNAIDSが提唱する"World AIDS Day"に賛同し、その趣旨を踏まえ、12月1日を中心にエイズに関する正しい知識等につい ての啓発活動を推進し、エイズまん延防止及び患者・感染者に対する差別・偏見の解消等を図る活動をしています。
南部保健所では、令和5年12月2日(土)に休日HIV等通常検査(PDF:548KB)を行います。(要予約:048-262-6111)
検 査 日 :令和5年12月2日 (土)12時~15時
結果返却日:令和5年12月16日(土)12時~15時
レッドリボンは古くからヨーロッパに伝承される風習のひとつで、もともと、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。
このレッドリボンがエイズのために使われ始めたのは1990年ごろのことであり、ニューヨークのアーティストが亡くなった仲間たちに対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、赤いリボンをシンボルにした運動が始まりました。この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。
レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズと共に生きる人々を差別しないというメッセージです。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください