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掲載日:2024年10月22日
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下水道局では、下水汚泥を活用したバイオガス発電事業や固形燃料化事業、下水処理場の施設空間を活用した太陽光発電事業など、下水道資源を有効活用した取組を進めています。
下水道局では下水汚泥の減容化等を目的として、汚泥消化槽※1の建設を進めています。汚泥消化槽では汚泥を減容化する過程で、メタンガスを主成分とするバイオガス(再生可能エネルギー)が発生します。このガスを民間事業者に供給し、民間事業者が発電、売電(固定価格買取制度※2を活用)を行います。
※1 汚泥を、酸素のない状態の中で微生物の働きにより発酵させるための設備。ここに汚泥を入れることで、汚泥の中の有機物がメタン、二酸化炭素及び水に分解され、汚泥が減容化されます。
※2 再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する制度。
「元荒川水循環センター消化ガス発電事業」
(1)実施場所
元荒川水循環センター(桶川市)
(2)スケジュール
設計・建設:平成28年7月25日から平成31年3月31日まで
発電期間:平成31年4月 1日から令和21年3月31日まで(20年間)
(3)発電規模
発電機設備総容量 : 400kW
(年間発電予定量270万kWh(一般家庭620世帯分))
(4)二酸化炭素の削減効果
年間1,300トンの削減(一般家庭330世帯分)
「中川水循環センター消化ガス発電事業」
(1)実施場所
中川水循環センター(三郷市)
(2)スケジュール
設計・建設:令和2年3月31日から令和3年10月31日まで(予定)
発電期間:令和3年11月1日から令和23年10月31日まで(20年間)
(3)発電規模
発電機設備総容量 : 1,996kW
(年間発電予定量925万kWh(一般家庭2,100世帯分))
(4)二酸化炭素の削減効果
年間4,600トンの削減(一般家庭1,100世帯分)
下水処理場の施設空間を有効活用し、再生可能エネルギー由来の電気を生み出すとともに、固定価格買取制度を活用した売電を行っています。
(1)実施場所
中川水循環センター(三郷市)
小山川水循環センター(本庄市)
(2)スケジュール
発電期間:平成28年10月1日から令和18年9月30日まで(20年間)
(3)発電規模
中川水循環センター:1.9メガワット
(年間発電予定量210万kWh(一般家庭400世帯分))
小山川水循環センター:1.8メガワット
(年間発電予定量190万kWh(一般家庭370世帯分))
(4)二酸化炭素の削減効果(2センターの合計)
年間2,000トンの削減(一般家庭400世帯分)
下水汚泥を蒸し焼きにして固形燃料を生成します。生成した固形燃料は、石炭の代替燃料として有効活用されます。これにより、温室効果ガス排出量の削減を図ります。
(1)実施場所
新河岸川水循環センター(和光市)
(2)スケジュール
設計・建設:平成23年12月から平成27年3月まで
運用開始:平成27年3月20日から
(3)施設概要
汚泥処理能力:年間約62,000トン(200トン/日)
固形燃料製造規模:年間約5,100トン(16.4トン/日)
(4)温室効果ガス削減量
年間約15,000トンの削減(一般家庭約3,000世帯分)
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