令和2年6月定例会 「経済・雇用対策特別委員長報告」

委員長  岡地  優

経済・雇用対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「中小企業の振興、先端産業の推進、企業誘致及び働き方改革の推進を含めた雇用に関する総合的対策」でありますが、今回は、「埼玉県経済の動向と経済・雇用対策について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「新型コロナウイルス感染症の影響により失業した方に対する支援はどうなっているのか」との質問に対し、「新型コロナウイルスの影響下においても、ハローワーク浦和・就業支援サテライトを開所するとともに、新たに電話やWEBによる相談、動画セミナーなどを開催している。また、緊急事態宣言の解除を受け、6月15日からは感染症対策を講じながら、就職支援セミナーや企業面接会を開催している。加えて、こうした状況下でも雇用を伸ばしている企業等を集めた合同企業説明会も予定している。引き続き、県内ハローワークとも連携しながら、失業した方の再就職をしっかり進めていく」との答弁がありました。
次に、「公共事業については、3月の予算成立後に発注、契約、設計、施工となる流れを踏まえると、4月から6月は工事が少なくなる傾向にある。県土整備部では、建設業の経営の安定化のため、施工時期の平準化率を90％以上とする目標を掲げているが、どのように達成するのか」との質問に対し、「ゼロ債務負担行為を設定することで、前年度のうちに契約を締結し、4月からすぐに工事を開始する取組や、前年度のうちから積算を進めて新年度になったらすぐに発注をできるようにする取組等により、4月から6月の事業量を確保している」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「中小企業の振興、先端産業の推進、企業誘致及び働き方改革の推進を含めた雇用に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

 

• 注意：氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。