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掲載日:2023年10月20日

令和5年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(逢澤圭一郎議員)

教育分野におけるデジタル人材確保について

Q 逢澤圭一郎 議員(自民)

デジタルの活用は仕事や生活の前提であり、どの場面で活用するかではなく、活用しなければ何もできない時代となりました。チャットGPTに代表される生成AIが現在のようにあらゆる場面に登場し、教育課程での利用基準が定められたのも本年7月のことであり、デジタル社会の急速な加速具合を体感しているところです。
このような時代のすう勢に教育現場は追いついているのでしょうか。残念ながら、追いついていないどころか、その差は開く一方と感じております。
GIGAスクール構想の下、一人1台端末整備がなされましたが、児童生徒のデジタルのスキルやリテラシーを育てつつ、AIを問題解決のツールとして使える能力、ICTを道具として使いこなしながら、AIでは代替されない能力を育てるためには、戦略的なカリキュラムの実践が必要と考えます。そのためには、知事部局と同様、人材の確保・育成が重要です。
昨日、金子裕太議員が鴻巣市の先進事例を紹介されましたが、他の自治体がそこの域まで到達していない、そういった現状であります。とりわけ小・中学校の公教育においては、DX格差をなくし、等しく教師の教える力を身に付けていくことが求められます。
まず、高度専門人材を確保し、DX時代の教師の教え方に特化した部署を県教育委員会に設置すべきと考えます。現在のICT教育推進課が十分な人材と体制を確保できているとは到底思えません。
高度専門人材が核となり、ICT教育の進め方や生成AIの使い方など先進的な教育課程の埼玉モデルを確立し、市町村のIC教育の中核となる人材を育成するとともに、ビジョンを共有し現場で実現できるよう、教師の指導力を向上させていくことが必要と考えますが、教育長の御所見をお伺いいたします。

A 日吉亨 教育長

近年、デジタル技術は急速に進展し、社会や生活の様々な場面でデジタル技術の活用が広がっています。
こうしたデジタル技術の活用は、教育現場においても喫緊の課題であり、生成AIなどの先端技術に機敏に対応し、積極的にICTを活用した教育を展開していくことが求められています。
全ての教員がデジタル技術を使いこなし、指導に活かしていくためには、議員お話しのとおり、ICTに関する高度専門人材を活用していくことは意義あるものと認識しております。
先日、教育局では、教育分野におけるICT活用の専門家を講師に招き、教育DXの現状やその推進に必要な視点や考え方などについて職員研修を行い、ICTに関する高度専門人材を確保し、活用していくことの重要性を再認識したところです。
県では、今後、本県のICT教育に関するビジョンの作成や指導方法の検討、教員への研修などに、高度専門人材を活用していくため、その確保の方法やその人材を核とした組織体制について、検討してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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