令和5年9月定例会 「県土都市整備委員長報告」

副委員長　橋詰　昌児

県土都市整備委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案2件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、県土整備部関係では、第91号議案について、「約92億7,800万円の繰越明許費が設定されているが、9月に設定する理由は何か。また、12月以降に繰越明許費を設定する予定はあるのか」との質疑に対し、「今回は、適正な工期を確保するために、年度内完了が困難と見込まれる事業について、早期の繰越明許を設定するものである。現時点で、12月以降の予定は不明であるが、今後の事業進捗を踏まえ、繰越しが必要となる事業については、繰越明許費の設定をお願いしたい」との答弁がありました。
次に、都市整備部関係では、第103号議案について、「県営住宅の明渡し等の勝訴後は、どのような過程で退去に至るのか」との質疑に対し、「勝訴してから、ある一定期間入居者に対して退去を促す期間を設けて、その間に退去すれば自主退去という形となる。退去後に、滞納した家賃があっても住宅を明け渡してもらい、次の入居者の募集を優先している。退去しない場合は、裁判所にて強制執行を行う」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました本議案について採決いたしましたところ、総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「県営水上公園における水着撮影会について」質問が行われました。
その中で、「埼玉県営水上公園における水着撮影会の在り方検討会の委員の氏名、所属が非公表となっているが、透明性をどのように確保するのか」との質問に対し、「公園緑地協会からは、『委員の保護、率直な意見交換を確保するために非公表としているが、議論した内容については、検討会開催の都度、議事要旨を公開する。議事要旨への意見も踏まえ、検討会を適切に進めていきたい。また、水着撮影会を主催している事業者や出演者などにもヒアリングを行い、撮影会の在り方を丁寧に検討していきたい』と聞いている」との答弁がありました。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。

 

• 注意：氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。