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掲載日:2025年7月4日

令和7年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(松本義明議員)

共生社会づくりの実現について-外国人留学生に対する更なる支援-

Q 松本義明 議員(自民)

まず、冒頭申し上げますと、近年、埼玉県で外国人に関することといいますと特定の民族に対する問題ばかりが取り上げられ、多文化共生を目指している本県にとっては間違ったメッセージが広がっている部分があります。法やルールを守れない方は日本人であろうが外国人であろうが駄目でありまして、真っ当に学びに来ている留学生がつらい思いをしているんであれば、一刻も早く是正すべきという思いであります。
なぜ今回、外国人の中でも外国人留学生に注目したかと申しますと、同期の尾花瑛仁議員と参加しました自民党の青年局の研修会の国際問題をテーマにした研修会の中で、講演後の質疑応答で私のほうから質問させていただき、「地方議員にもできる外交安全保障というのは何かありますか」というような質問をさせていただいたところ、「外国人留学生に目を向けてください。高い志を持ってきた留学生は、将来、それぞれの国、様々な分野で活躍するので、皆さんの地域を支える存在になる」というような言葉でございました。
その気付きも頂きまして、私はこの質問をさせていただいているわけでございますけれども、本県は県内の大学だけではなくて、お隣に東京都がありますので、多くの大学に通っている外国人留学生が埼玉県に住んでいるということがあります。これらの外国人留学生にも、あらゆる面で埼玉愛を醸成していくことは大変重要であると考えます。
そのために、これは現在やっておりませんが、地域住民との絆を深め、本県の魅力的な地域のイベントや伝統文化などを発信することや、本県在住・在学の外国人留学生に広くそれら関連イベントに参加を促すなど、本県の魅力に触れてもらうことは大変重要であると考えます。
余談ですが、大野知事は外交官の経験があり、どの都道府県知事よりも国際経験豊かでございます。是非、知事の色をこの多文化共生の部分でもっと出して県政運営を進めていただきたいなという思いもございます。
そこで、お伺いします。外国人留学生の更なる支援について、県民生活部長の御見解をお伺いいたします。

A 横内ゆり 県民生活部長

国際社会との懸け橋となる外国人留学生に埼玉愛を醸成していただくためには、議員お話しのとおり地元住民と深い絆を築いてもらうとともに、本県の魅力を知っていただくことが重要です。県ではこれまで、県内家庭でホームステイを体験する事業を実施し、留学生が日本の家庭に触れ交流する機会を提供してまいりました。また、地域のこどもたちとの交流を目的として、こども食堂などに講師として留学生を派遣し、自国の文化を紹介していただいています。本県は「川越氷川祭の山車行事」「秩父祭の屋台行事と神楽」や「細川紙の製作技術」がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど豊かな文化遺産に恵まれています。こうした本県の魅力をホームページなどで発信することに加え、令和7年度から、獅子舞やお囃子など地域に伝わる本県の伝統文化の魅力・イベント情報などを発信するアプリを10言語で作成し、本県在住・在学の留学生の鑑賞・体験機会へとつなぐ取組を進めてまいります。これらの事業などを通じて、留学生と県民との絆を深め留学生の埼玉愛を育んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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