教員免許状が失効・返納となる場合

お持ちの免許状が失効となる場合があります。

失効の理由によっては、免許管理者に免許状を返納する必要があります。

• 免許管理者とは

(1)幼稚園、学校、教育委員会等（※）にお勤めの方…勤務地の都道府県教育委員会

(2)それ以外の方…住所地の都道府県教育委員会

1 教育職員免許法第10条第1項に該当した場合

以下のいずれかに該当したときは、所有する全ての免許状が失効します。

失効した免許状は免許管理者に返納する必要があります。

第1号 教育職員免許法第5条第1項第3号又は第6号に該当するに至ったとき。

• 教育職員免許法第5条第1項より

第2号 公立学校の教員であって懲戒免職の処分を受けたとき。

第3号 公立学校の教員（地方公務員法第29条の2第1項各号に掲げる者に該当する者を除く。）であって同法第28条第1項第1号または第3号に該当するとして分限免職の処分を受けたとき。

2 新免許状所持者が有効期限切れとなった場合

新免許状所持者（初めて教員免許状を取得したのが平成21年4月1日以降の方）で、有効期限が令和4年6月30日以前である方は、有効期限の2か月前までに更新等手続を行わなかった場合、有効期限をもって免許状が失効しています。

新免許状所持者の有効期限の確認方法

更新等の手続をしたことがある方	前回の更新等手続の際に発行された証明書に記載された期限です。 ただし、前回の更新等手続以降に新たに免許状を取得した場合、証明書の期限と比較して最も遅い期限が全ての免許状の有効期限となります。
更新等の手続をしたことがない方	所持している免許状に書かれた「有効期間の満了日」が有効期限です。 ただし、複数枚所持している場合は、そのうち最も遅い期限が全ての免許状の有効期限となります。

 

新免許状所持者が有効期限切れにより失効する場合は、免許状の返納は必要ありません。

3 旧免許状所持現職教員が有効期限切れとなった場合

旧免許状所持者（平成21年3月31日以前から教員免許状をお持ちの方）は、教員免許更新制により、有効期限を迎えたときに現職教員等であると、所有する全ての免許状が失効します。

有効期限と退職・任期満了が同日である場合、公立学校教員では以下のとおりとなります。

• 定年退職、任用期間の満了等の場合…有効期限の2か月前までに更新等手続を行わなかった場合は失効となります。
• 自己都合、勧奨等により辞職する場合…免許状は失効しません。

有効期限を迎えたときに現職教員等でなければ、失効はせず休眠状態となります。
教員免許更新制が廃止されましたので、休眠状態の免許状は、令和4年7月1日をもって教職に就くことができる状態に戻りました。

失効となった場合のみ、免許状を免許管理者に返納する必要があります。

失効か休眠状態か、現在の有効性がどうなるのかについては、フローチャート（PDF：129KB）を御覧ください。

返納する場合の手続

まずは下記担当へ御連絡ください。

失効に該当するか確認させていただきます。3による失効の場合は、有効期限、その時点の勤務先や職名などを伺います。

免許状（原本）は下記までお送りいただきますが、その他に書類が必要になる場合がございます。