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掲載日:2022年11月11日
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当デイケア社会参加コースにおける精神障害者の就労支援への取り組みと考え方をご紹介いたします。
精神科リハビリテーションの理念の基礎となるストレングス・モデルという考え方では、たとえ精神疾患や精神障害があったとしても収入と満足を得られる仕事に就き、他の人々に貢献するための手段と機会を手に入れられるべきだと明確に述べられています。
当デイケア社会参加コースを利用される方の多くが最終的な目標として就労を考えています。「仕事をしたい」「正社員になりたい」「自分で稼いで好きなことに使いたい」「家族を安心させたい」「今度は失敗せず、長く仕事を続けたい」「自分に向いている仕事を見つけたい」など様々な希望を抱いています。
しかし精神疾患や精神障害を抱えながら働き続けることはなかなか難しく、就職しても三か月以内に50%近くの方が退職・離職するというデータもあります。(「公共職業安定所における職業紹介により就職した精神障害者の在職期間」障害者職業総合センター調べ)
大切なのは長く安定して働き続けることであり、就職(仕事に就くこと)は「ゴール」ではなく、働き続けるための「スタート」なのです。
精神疾患・精神障害をもつ人が長く安定して働きつづけるためには、以下の様々な課題にとりくみ、就労準備性を高めることが大切です。
「仕事」とは、例えばレンガを積み上げたピラミッドの頂上に乗せるものであり、それを支える土台がしっかりしていないと、外側から圧力(ストレス)をうけた時に、ぐらぐらと揺れて崩れ落ちてしまいかねません。当デイケア社会参加コースでは「精神疾患・精神障害をもちながら働く自分」を支えるための土台作りを丁寧にサポートしています。
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