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ページ番号:218909

掲載日:2022年7月12日

令和4年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(八子朋弘議員)

一時保護所をめぐる課題について - 課題への対応について

Q   八子朋弘 議員(県民)

虐待をはじめとする様々な事情によりまして、一時保護所に保護される子供たちが存在します。そんな子供たちにとって、一時保護所は安心でき、自分が大切にされたと感じられる場になっているのでしょうか。このテーマについては、ちょうど1年前の6月議会で無所属県民会議の岡村議員も取り上げておりますけれども、私からも改めて取り上げたいと思います。
県が設置している一時保護所は現在4か所あり、令和2年度の入所率は96.4%、944人の子供たちを保護しましたが、相変わらず満員に近い状態であります。個室がない、私物の所有が制限されている、学校に通えない等々、子供の権利保障が十分ではないのではないかといった状況があり、また、職員の皆さんも多忙により研修に参加しづらい、障害のあるお子さんへの対応が十分にできていないといった実態がいわれております。一時保護の性格上、やむを得ない面もありますが、可能な限り子供たちにとって安心して心安らかに生活できる場にしていくべきではないかと思います。
これら一時保護所の課題に対し、現在どのように対応しておられるのか、福祉部長に答弁を求めます。

A   金子直史 福祉部長

一時保護は児童の最善の利益を守るために行われるものであり、一時保護所が児童にとって安心して過ごせる場所である必要があります。
そのため、県では、一時保護所入所時に「一時保護所のしおり」を配布し、児童の権利について丁寧に説明しています。
また、各一時保護所に意見箱を設け、児童が自由に意見を言えるようになっているほか、様々な機会をとらえ、職員が児童から直接意見を聴いています。
入所率が高いという課題に対しては、令和5年度開所予定の熊谷児童相談所に新たに一時保護所を整備するとともに、より多く個室化することでプライバシーにも配慮してまいります。
さらに、改正児童福祉法では、第三者が児童の声を汲み取る機会を確保することが求められているため、今年度新たに、一部の児童相談所に弁護士や社会福祉士を派遣して児童の意見を聴く取組を開始いたします。
今後も、一時保護所がより安心して、心安らかに生活できる場になるよう取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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