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掲載日:2021年7月9日

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単位グラフ(たんいグラフ)

単位グラフの特ちょう

コバトンのセリフ1

まずは一番かんたんな「単位グラフ(たんいグラフ)」を見てみよう。
単位グラフは小学校2年生までに算数で習うよ。「単位グラフ」という名前は使わないけどね。
たとえば、こんな統計表を単位グラフにしてみるよ。
 

さいている花の数(こ)

ゴーヤ

きゅうり

トマト

なす

4

3

5

2

 

 

単位グラフの例、咲いている花の数

 

こんなふうに、単位グラフは、統計表の数字を●などのマークで表し、数えやすいようにならべて作るんだ。
統計表よりも、数のちがいがパッと目で見て分かるようになったよね。単位グラフは数の大きさのちがいをくらべるときに使うグラフなんだ。
単位グラフの良い所は、作るのがかんたんなことだね。マークをならべるだけだから、手伝ってあげれば小さい子どもでも作れるくらいやさしいからね。
それじゃあ単位グラフを作るときのポイントを見ていこう。

マークの大きさをそろえよう

コバトンのセリフ2

マークの大きさがちがうと正しくくらべられないよ。マークの大きさはそろえよう。

 
 

ダメな単位グラフの例。マークの大きさがバラバラ

 

マークの表す数の大きさを同じにしよう

コバトンのセリフ3

マーク1つの表す数を単位というんだけど、単位の大きさがちがうと正しくくらべられないよね。単位の大きさは同じにしよう。

 
 
 

ダメな単位グラフの例。単位がばらばら

 

マークをならべる位置をそろえよう

コバトンのセリフ4

マークのならべ始めの位置がちがうと正しくくらべられないね。始めの位置をそろえよう。

 

ダメな単位グラフの例。ならべ始めの位置がばらばら

 

マークのかんかくをそろえよう

コバトンのセリフ5

マークとマークの間の長さがバラバラだと正しくくらべられないよ。マークのかんかくをそろえよう。

 
 

ダメな単位グラフの例。マークの間隔がばらばら

 

正しい単位グラフの例

コバトンのセリフ6

マークの大きさ、単位、ならべる位置とかんかくをそろえて作るとこうなるよ。とっても見やすいよね。

 
 

正しい単位グラフの例

 

 

マーク1つの表す数を必ず書こう

コバトンのセリフ7

もちろん、マーク1つの表す数は1でなくてもいいんだ。たとえばマーク1つを10にしてみたよ。大切なのは、マークの表す単位がいくつなのかを必ず書くことだよ。

用語の説明:統計グラフで使われているマークや線、色やもようが何を表しているかを説明する注意書きを「凡例(はんれい)」といいます。凡例がないとグラフを正しく読むことができません。必ず凡例を書きましょう。

 

正しい単位グラフの例。マーク1つが10を表す

 

単位より小さな数の表しかた

女の子、あやののセリフ1

2とか7とか、単位より小さな数はどうすればいいの?

コバトンのセリフ8

そんなときは、こんなふうにマークの一部を切り取って表すんだ。たとえば5だったら半円にすればいいね。

 
 

単位グラフの例。単位より小さな数のある場合。三角じるし付き

 

男の子、はかるのセリフ1

こんなふうにって言うけどコバトン、そのグラフには△じるしがついているよ。どうして?

コバトンのセリフ9

このまままだと単位より小さい数の大きさを正しく見分けるのがむずかしいからなんだ。
たとえば一番下の切り取られたマークは6なのか7なのか、ちょっとなやむよね。だから、次のグラフのように数を書いて、分かりやすくするんだよ。

  

正しい単位グラフの例。数値を書き加えている

 

単位は1種類にしよう

コバトンのセリフ10

単位より小さい数を表すのに、小さい数を表すマークをもう1つ使った、次のようなグラフをときどき見かけるけど、これはあまり良い表しかたじゃないんだ。
たとえば、17と32をくらべると、17は32の半分の16よりもちょっと大きいんだけど、この表しかただとそのようには見えないよね。
単位が2種類以上あると、数の大きさがくらべづらくなるから、単位は1種類にしたほうがいいんだ。

 

良くない単位グラフの例。マークが2種類ある

 

マークの数が多いときは区切りを作ろう

コバトンのセリフ11

マークの数が多いと、ちょっと見づらくなってくるから、ならべかたをくふうするといいよ。たとえば次のようにマーク5こで区切ると数えやすいよね。

 

正しい単位グラフの例。5個ずつで区切りを入れている

 

グラフが細長くなって書ききれないときは折り返そう

コバトンのセリフ12

マークの数に大きな差があると、グラフが細長くなりすぎて、紙に書ききれなくなってこまることがあるよ。
そんなときは次のグラフのように、とちゅうで折り返すといいよ。もちろん、折り返しの始まりの位置はそろえようね。

 

正しい単位グラフの例。途中で折り返している

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

単位グラフの弱点

コバトンのセリフ13

かんたんに作れて便利な単位グラフだけど、弱点もあるんだ。
数の大きさにちがいがありすぎると、マークをたくさん書かないといけなくなるから、作るのがたいへんになってしまうんだ。
次のようなグラフを手書きするのはたいへんだよね。こんなときは棒グラフ(ぼうグラフ)のほうが手間がかからないよ。

 

単位グラフの例。数の差が大きすぎる場合

 

単位絵記号グラフ

コバトンのセリフ14

単位グラフの仲間には、単位グラフのマークをイラストに変えた、単位絵記号グラフというのもあるよ。

 

単位グラフの例。単位に本のイラストを使った単位絵記号グラフ


 

次のようにイラストをうまく使えば、見て楽しいだけでなく、分かりやすさもアップするよ。同じイラストをたくさん作らなくちゃいけないのはたいへんだけどね。

 

単位グラフの例。単位に野菜のイラストを使った単位絵記号グラフ   

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