トップページ > 県政情報・統計 > 広報 > 広報紙・テレビ・ラジオ・ソーシャルメディア > 広報紙「彩の国だより」 > 「彩の国だより」令和8年9月号 > 知事コラム 若年性認知症への理解を深め、自分らしく暮らせる埼玉へ
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掲載日:2026年9月1日
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9月は認知症月間です。
認知症は高齢者だけのものではありません。働き盛りの世代で発症し、仕事や日常生活に大きな影響を及ぼす若年性認知症は、ご本人だけでなく、ご家族の生活にも影響することから、身近な問題となっています。
皆さまは、「認知症」と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか。物忘れが進み、何もできなくなってしまう。そのような印象を持つ方も少なくないかもしれません。
一方で、認知症になっても、前向きに自分らしく暮らしている方はたくさんいらっしゃいます。私は以前、ある若年性認知症カフェに参加したことがあります。そこでは、認知症になっても仲間と交流しながら、自分らしく活動を続ける方々にお会いしました。皆さまの前向きな姿に大きな感銘を受けるとともに、私自身の認知症に対する見方が変わる貴重な経験となりました。
認知症になってからも、一人ひとりが「できること」「やりたいこと」があり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望を持って自分らしく暮らし続けることができる。こうした考え方を「新しい認知症観」といいます。
「新しい認知症観」を広めるには、多くの方に認知症について正しく理解していただき、認知症の方との関わり方を知っていただくことが大切です。県内では、市町村や企業、病院などさまざまな主体が「認知症サポーター養成講座」を実施しています。
認知症サポーターは、認知症の方やご家族を温かく見守り、支える存在です。何か特別なことをする必要はなく、それぞれの立場でできる範囲の支援をしていただくことが大切です。
私も認知症サポーターの一人です。皆さまも、認知症サポーター養成講座の受講などを通じて、認知症への理解を深めていただきたいと思います。
認知症になっても希望を持ち、自分らしく暮らせる社会は「日本一暮らしやすい埼玉」の実現にもつながります。県民の皆さまとともに、こうした社会づくりを進めてまいります。

