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掲載日:2021年12月28日

令和3年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(木下博信議員)

埼玉への移住促進について - 高校でのPRの必要性

Q   木下博信 議員(自民)

議長会研究大会から学んだ2つ目の視点、これは高校でのPRの必要性ということです。これも藻谷先生の指摘でした。
県外に出た後に戻ってくる率、実は島根が標準値よりもかなり高くなっているそうです。その要因は1つではないようですが、高校で県の良さと特徴をPRしているという特筆点があるとのことでした。これは大事な点かもしれません。
東京や神奈川に良い点があっても、埼玉に、出身の街にある良さ、これを高校時代に伝えて顕在化していくことで、他の県に出ていっても、そこにその良さがないことに気付きやすくなるわけです。だからこそ、その良さ、つまり住みやすい心地良さを求めてふるさとに帰ってくる。大切なことです。
そこで、教育長に伺います。埼玉県においても郷土の歴史・文化だけではなく、埼玉だからこその良い側面、これを他県との違いとして伝えることには意味があると考えるのですが、いかがでしょうか、御答弁お願いいたします。

A 高田直芳 教育長

議員御指摘のとおり、高校生に対して本県ならではの良さや他県との違いを伝えていくことは大変重要であると考えております。
島根県では、「ふるさと島根を学びの原点に」という視点から、全ての県立高校において、地域の魅力を活用し、課題解決を目指す実践的な教育活動を推進しております。
そこで、本県では、島根県の先進的な取組を学ぶため平成30年に島根県教育委員会と連携協定を締結し、教員相互の人事交流を行い、県立高校の教育活動に生かしております。
その成果として、小川高校では、町役場や地元企業などと連携し、地域課題の解決を目指す「おがわ学」を実践しております。
この取組では、例えば、生徒が地元の商店街の方などとの対話を通して、町の良さを認識し、地域の活性化に向けて、魅力をPRする動画や観光パンフレットを作成するなどの取組を行っております。
生徒からは「町の魅力を発見できた」「地域の方とともに活動することで、町への帰属意識が芽生え、さらに興味や関心が生まれた」との感想がありました。
また、草加西高校では、高校生の視点から、例えば、草加駅前にある草加せんべいの生みの親とされる「おせんさん」の像など、市内の隠れた魅力を写真や聞き取りなどで収集し、草加市役所と協力してSNSで広く発信する取組を現在進めております。
こうした教育活動を通して、高校生が地元の町や埼玉県に誇りや愛着を持ち、一旦は県外に出ても将来的には地域に戻り、埼玉県を支える人材となってもらいたいと考えております。
今後とも、県立高校と地域との連携をより一層推進し、高校生が埼玉県だからこその良い面を実感できる教育を積極的に進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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