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掲載日:2025年7月4日

令和7年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(萩原一寿議員)

八潮市内の道路陥没事故について-異臭への対応について-

Q 萩原一寿 議員(公明)

事故現場の近隣の方々は、約5か月の間、24時間塞がっていない下水の穴からの異臭に悩まされています。その臭いで夜も眠ることができず、洗濯物も干せない、お子さんが体調を崩し学校に行けなくなってしまったとの声を頂いています。近隣の方々が、この状況がいつまで続くのか分からず、先の見えない不安と闘いながら生活をされていることを忘れてはなりません。そのような住民の方々が通常の生活に戻れるよう、県は早急に手を打たなければなりません。
そこで、大野知事に以下質問いたします。
1点目として、県は、陥没による下水の異臭に関してどのように対応されてきたのかお聞きします。また、そのことについて今後どのように取り組むのか、工事の見通しも含めて伺います。
2点目として、下水からの臭気で体調を崩している人がいるとのことです。また、臭いそのものと、毎日続く工事による振動が強いストレスになっている方もいるとの声を頂いています。このような状況について、県が責任を持って何らかの医療的なケアや、また、専門家に相談できるようにすべきです。御見解をお聞きします。

A 大野元裕 知事

異臭対策については、2月22日に開催した地元説明会以降、陥没発生箇所の破損した下水道管への防臭シートの設置や消臭剤の噴霧を行ってきたところであります。
また、4月以降、バイパスとなる仮排水管の整備に伴う2か所の開口部において、防臭シートよりも密閉性の高い蓋の設置を行うとともに、キャビン救出のために掘削した開口部から臭気が地上へ上がって来ないようにするため、大型の送風機により臭気を管渠内に閉じ込める対策などを順次実施をいたしました。
今後も、消臭剤の噴霧の増強や、陥没箇所の破損した下水道の中に残されている汚泥やがれきの撤去などを進めるとともに、そのほかにもあらゆる対策を検討し、可能な限りの対応を尽くしてまいります。
次に、県が責任を持って医療的なケアや専門家に相談できるようにすべきについてであります。
臭気、特に硫化水素の健康被害への影響を心配される声が上がっていることは認識しています。
そのため、硫化水素等の健康被害に関する専門家に現場周辺の安全性についてお話を伺うとともに、お問合せを寄せられた方に直接説明をしていただき、心配や不安の解消に努めております。
なお、この説明内容を分かりやすく1枚にまとめたチラシを作成し、近いうちに、近隣の住民や事業者の方々にも配布をする予定であります。
今後も個別相談会などを通じて心配ごとについて具体的にお聞きし、必要な対応を行ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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