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掲載日:2025年7月4日
Q 萩原一寿 議員(公明)
5月25日、第75回全国植樹祭が秩父市内で開催されました。天皇陛下の御臨席を仰ぎ、大成功で終了いたしました。これも大野知事をはじめ大会実行委員会、関係者の皆様の並々ならぬ御尽力があってのことだと思います。秩父に広がる山々を望み、我々が生きていくために欠かすことができない緑の大切さ、木々が持つ意味を再確認したところです。
森林のすばらしさとともに、草花や切り花、盆栽や植木などは、人の心を潤し、元気を与えてくれます。緑は、空気の浄化を促し、街路樹にある木々は車の事故から歩行者を守ります。これからの暑い夏の季節に、多くの人が木陰で休むことがあるでしょう。これらも、生産されている皆様や造園の方々がおられるからです。
そのような緑に携わる業界は、高齢化や後継者不足という課題のみならず、苗木など緑に関わる生産が減っている現状があり、それによって樹木植栽を中心とした仕事も減っているのです。そのような方々を盛り上げていくために、県の関わりは重要と考えます。
そこで、農林部長に質問です。
緑の産業の振興のため、県としてどのように取り組んでいくのか、御所見をお聞きします。
また、今回の植樹祭の開催を契機に、県内の花きや植木の販売をはじめ、緑の産業に関わる方々が一堂に会し、埼玉県の、ある意味顔である埼玉スタジアム2002公園の駐車場を会場としてイベントを開催することを提案します。埼玉スタジアム2002公園は、1,300台以上を収容できる駐車場があり、サッカーの試合がない日に開催すれば、多くの人が集まれる環境があります。また、SR浦和美園駅、東北自動車道の浦和インターからも近くにあるため、そのアクセスの良さで県内はもとより県外からも多くの方に来ていただける可能性があると思います。このイベントを通じて、緑の産業の理解につながるのではないでしょうか。この開催についても農林部長の御見解をお聞きします。
A 竹詰一 農林部長
まず、「緑に関わる産業の振興のための取組について」でございます。
花植木や造園は人の心を癒し生活に潤いを与えてくれます。
全国植樹祭では、花き生産者や農業大学校生、農業高校の生徒が育成した飾花や、お野立所に彩られたフラワーアレンジメントは会場を華やかにし、式典に温かい雰囲気をもたらしてくれました。
本県では、花壇苗、鉢物類、切花など、様々な花が生産されている他、川口市の安行をはじめ植木の生産も盛んです。
これら花植木産業を振興するため、県では、植木生産者の技術向上や造園需要に関する研修会を開催し生産及び経営の向上を支援しています。
また、農業大学校では今年4月、植木造園専攻に教室棟を整備し、雨天時でも造園技能検定に向けた実習を可能とするなど、後継者育成に取り組んでいます。
さらに、一層の温暖化を見据え、花き生産者等に対し、暑さに強いに新品目等の導入を支援しています。
今後も、これらの支援に取り組み、緑に関わる産業の振興に努めてまいります。
次に、「埼玉スタジアムの駐車場を活用したイベント開催について」でございます。
県では、彩の国食と農林業ドリームフェスタや、さいたま花の祭典の 開催を支援し、花植木のPRや販売促進など消費者の方にも楽しんでいただける場を提供しています。
また、令和9年3月から開催される2027年国際園芸博覧会に出展し、本県花植木等の魅力を発信してまいります。
埼玉スタジアム2002公園の駐車場を活用するイベントについては、集客方法、関係団体の負担、消費者のニーズや、例えばフリーマーケット等、他のイベントとの連携なども含め、花植木生産者等の意見を伺いながら検討してまいります。
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