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掲載日:2023年3月24日

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専門家会議後の知事発言(3月24日)(テキスト版)

お疲れ様でございます。

今日は第71回になりますけれども、埼玉県の新型感染症専門家会議を開催をさせていただきました。そこにおきまして、本日は、現在の埼玉県のレベル判断、今レベル1ですけれども、これが適切かどうかが1点。それからもう1点は、5月8日に感染症法上の新型コロナウイルス感染症の位置付けが、ご存知の通り2類相当から5類に変わりますが、そこに向けての県の施策についてのご意見をいただくというのが、今回の2つの大きなお話でございました。それから3点目、これあの諮問という話ではないんですけれども、3点目にですね、今後の5月8日以降の専門家会議の位置付けについてお話をいたしました。随時ご報告をさせていただきたいと思っています。ちなみに、後程申し上げますけれども、5月8日以降の移行につきまして、ちょっとすいません。洒落じゃないですけど、5月8日以降の何ていうんでしょう。移行措置っていうんでしょうか、については、今からお話申し上げるものについて、基本的にはご賛同をいただきましたので、まずそれは最初に申し上げたいと思います。まずパネルでご説明いたしますが、パネル1枚目オミクロン株対応の新レベル分類に関する本県のレベルは3月3日に、レベル1といたしましたが、外来医療・入院医療ともに負荷が小さい状況であり、本日の専門家会議におきましても、レベル1ということで異存はございませんでした。パネルの2枚目になりますけれども、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、先ほど申し上げた通り、5類感染症に変更される円滑な移行に向けたロードマップを取りまとめたので、その内容について、ご説明をさせていただきます。1つ目、医療費の公費負担につきましては、外来・入院ともに自己負担分を公費によりこれまで支援しておりましたが、5類移行後は原則自己負担となります。県民相談につきましては、4月中旬に新型コロナの埼玉県コロナ総合相談センターを設置をし、5類移行の後も、県民が受診に迷った時、或いは体調が急変した時など、24時間対応の体制を作ることといたします。また、ワクチン接種については、オミクロン株対応の2価ワクチンの接種を引き続き進めるとともに、令和5年春の開始の接種では、65歳以上の高齢者などに限定をすることといたします。なお、基本的な感染対策や検査キット、或いは解熱薬の常備につきましては、これまでも県民の皆様にお願いして参りましたけども、引き続き県民の皆様にご協力をお願いをしたいと思っています。今のお話を5月8日を境にどうなるかということを、いわゆる受診者、県民の立場から取りまとめたものがこちらでございます。まず、コロナが陽性と分かった場合でありますけれども、その時には5月8日以降は体調が悪化したら、医療機関を受診していただきます。そして、電話相談窓口も継続していますので、体調が変化した或いは悪化した場合など、24時間の体制をとりますので、ご安心をいただきたいと思っています。次に、医療機関にかかる時については、これまでは県がホームページで公表していた診療・検査医療機関というものを受診していただきました。また、外来或いは入院に係る医療費は、自己負担分を公費で負担をしていました。5月8日以降も受診可能な医療機関は、県のホームページで公表をいたしますので、引き続きご利用をいただきたいと思いますが、外来や入院に係る医療費は、原則として自己負担が発生をいたします。そして、ワクチン接種についてでありますが、オミクロン対応の2価ワクチンを接種する場合には、現在無料で受けることができます。これは5月8日以降も引き続き無料で接種を受けることができます。ただし、5月8日以降の8月末までは65歳以上の方や基礎疾患を有する方などに対象が限定をされることになりますので、まだオミクロン株対応の2価ワクチンを接種されていない方は、早めのワクチン接種をご検討ください。なお、ワクチンを1度も、今も接種したことがない方につきましては、5月8日以降も無料で接種を受けることができますので、併せてワクチンの接種をご検討ください。

次に、5類感染症移行に伴う「彩の国『新しい生活様式』安心宣言」等についてであります。国においては、オミクロン株等は大きく、病原性が異なる変異株が将来出現するなど、特段の事情が生じない限り、令和5年5月8日より新型コロナウイルス感染症を5類感染症に位置づける方針であります。これは先ほど申し上げた通りです。5類感染症移行に伴い、新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針と、それに基づく業種別ガイドライン及び飲食店に対する、第三者認証制度は廃止となります。これを踏まえ、県においても、飲食店をはじめ各業界の事業者の皆様に感染防止対策として取り組んでいただきました、「彩の国『新しい生活様式』安心宣言」の認定制度そのもの並びに「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」、こちらですね、の認証制度については、令和5年5月7日をもって廃止といたしたいと思います。飲食店をはじめ、各業界の皆様には、これまでのご協力に心から感謝を申し上げます。5月8日以降は、事業者の皆様が自主的な感染防止対策に取り組んでいただくこととなります。県としては国や業界団体が提供する感染防止対策に関する情報を、県ホームページやSNSでお知らせして参りますので、ご参考にしていただきたいと思います。他方、新型コロナは5類になったとしても、ウイルスがなくなり、そして完全に陽性者がいなくなるということには、現時点ではならないのではないかと思います。県民の皆様には次のことを、改めてお願いをいたします。まず、体調不安や発熱等、症状がある場合には、外出を控え、安静にし、体調が悪化している場合には、医療機関を受診していただきたいと思います。もう一度申し上げます。外出を控え安静にし、医療機関を受診してください。受診に迷った時には、県の相談窓口がありますのでそこに電話をしてください。24時間対応であります。

次に、流行状況には気をつけながら、換気、手洗いなど基本的な感染防止対策を継続していただきたいと思います。最後に、重症化予防にはワクチン接種が有効でありますので、ぜひ、早めにワクチン接種をしていただきたいと思います。このワクチンについては、次のパネルでより詳しくお話をさせていただきたいと思いますが、これは国の厚生労働省が提供した最新の資料でありますが、春は入学、就職など多くの方が、新生活を迎える大切な時期です。また春になると、これまでと違う方々と接する機会も増えることになると思います。このワクチンを接種することで、未接種の場合と比べて、死亡の予防効果や感染の予防効果が高まることが、確認をされています。ワクチンを未接種の方と、いわゆる2価ワクチン。オミクロン株に効くと言われている、より有効と言われてる2価ワクチンを追加接種した方と比較をすると、死亡発生率の場合では15.2倍、打った方と打ってない方では15.2倍、また、感染については2.8倍の差があるという調査結果が、報告をされています。これは厚生労働省が、権威あるものとして認めた報告であります。県内にはオミクロン株対応ワクチン接種対象者のうち、まだ接種をされてない方が250万人。250万人おられます。まさにこのリスクを抱えてる方が250万人おられます。埼玉県の統計においても、やはり同様の近い結果が出てきています。現在実施しているオミクロン株対応2価ワクチンの接種、いわゆる令和4年秋開始接種は、5月7日で一旦終了となります。接種がお済みでない方は、早めの接種をご検討いただきたいと思います。ご自身のため、そしてご家族、愛する方のために、ワクチン接種を是非ともご検討いただきたいと思います。こういった移行措置並びにワクチンの呼びかけ、さらには、移行の際への県民の皆様への感染対策の呼びかけ、これについて、実はこの先ほど申し上げた皆様にお見せしたものとほぼ同じものを専門家にお示しをして、ご意見を先ほど伺いましたところ、専門家の方々からは、これらの県民への呼びかけというのは、コンパクトであって非常に良いといった意見が全員でありました。また先ほどの経済関係の飲食店プラス等の廃止についても、今のタイミングでの廃止については、賛同するというご意見がほとんどでありました。他方で、高齢者施設への対応や高齢者施設の支援は、今後も継続を当面いたしますが、そこは継続をしていただいてよかったと、こういった話がありました、これが大方の意見で、細かい小さな部分ちょっとありましたけれども、基本的にはこういったところでございました。私からの報告は以上でございます。

 

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