統計ア・ラ・カルト第145号「埼玉県の製造業の現状～平成30年工業統計調査速報結果と工業統計調査で振り返る平成～」＜2019年6月号＞

平成30年6月1日現在で実施された「平成30年工業統計調査（速報）」の埼玉県分の結果を取りまとめました。

（注）今回は速報値であり、後日公表される確報値とは異なる場合があります。

1 全体的な状況

事業所数は2年連続の減少、従業者数、製造品出荷額等、付加価値額は、2年ぶりの増加となっています。

表 埼玉県の製造業の状況（従業員4人以上の事業所）

	平成29年	平成30年	全国順位 （ ）はH29	増減数	増減率
事業所数	1万975事業所	1万823事業所	3位（3位）	152事業所	1.4％
従業者数	38万4,055人	39万3,001人	4位（4位）	8,946人	2.3％
製造品出荷額等	12兆6,828億円	13兆4,208億円	6位（6位）	7,380億円	5.8％
付加価値額	4兆4,160億円	4兆7,564億円	6位（6位）	3,404億円	7.7％

 

2 製造品出荷額等の産業別の状況

製造品出荷額等は、輸送用機械器具製造業（2兆5,083億円）が最も多く、次いで食料品製造業(1兆8,794億円),化学工業（1兆6,838億円）となっています。

3 工業統計調査結果で振り返る平成

5月1日に元号が平成から令和に変わりました。平成は、リーマンショックや大震災など激動の時代でした。工業統計調査の結果から平成を振り返ってみます。