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掲載日:2023年4月7日

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統計ア・ラ・カルト第154号「むし歯は減少、視力は悪化傾向が続く~令和元年度学校保健統計 調査結果から~」<2020年3月号>

令和元年度 学校保健統計調査の埼玉県分を取りまとめました。
この調査は、児童等の発育及び健康状態を調査するもので、学校保健安全法による健康診断の結果等に基づき、毎年4月~6月に実施しているものです。

■ むし歯・・・減少傾向

• 令和元年度のむし歯(治療済みを含む)のある子どもの割合は、幼稚園児28.2%、小学生40.0%、中学生28.0%、高校生38.7%。
• 幼稚園児、中学生、高校生は過去最低となり、特に中学生は初めて30%を下回りました。
• 小学生は、昨年度の37.9%に続き過去2番目に低くなり、10年前(平成21年度)と比較すると、18.5ポイント減少しました。
• ピークは昭和45年度~昭和50年代半ばで、10人中9人以上にむし歯があるという結果でした。
• ピーク時の半数以下に減った背景には、家庭や学校での歯磨き指導の徹底や口腔予防意識の高まり等が挙げられています。

                                        むし歯のある小学生の割合
むし歯 

■ 視力・・・悪化傾向

• 令和元年度の裸眼視力1.0未満の子どもの割合は、小学生30.5%、中学生55.7%。
• 小学生は、昨年度に引き続き30%を超え、10年前(平成21年度)と比較すると、1.7ポイント増加しています。
• 生活で眼鏡が必要となる「裸眼視力0.3未満」の割合は、年齢が上がるとともに増加し、10歳(小学5年)では11.3%と10%を超え、12歳(中学1年)では24.1%と4人に1人が「裸眼視力0.3未満」となっています。
• 要因としては、スマートフォンや携帯ゲーム機等、画面を近くで見る時間が増えているなど、生活習慣の影響が指摘されていて、国は、今後実態調査を行い、有効な対策を検討していくとしています。


                                       裸眼視力1.0未満の小学生の割合
視力

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎2階

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