トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成30年6月定例会 > 平成30年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(浅井明議員)
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掲載日:2023年5月2日
Q 浅井明議員(自民)
越谷警察署の庁舎は、昭和57年に3階建てで竣工され、既に36年が経過しております。当時の越谷市の管内人口は23万4,000人、署員数196名でした。警察官1人当たりの負担は1,194人です。一方、平成30年4月現在の管内人口は34万2,000人余り、負担率は1,005人で、負担は約15%減少しているところです。
しかし、平成29年中の概況数値で、越谷警察署管内の刑法犯認知件数3,912件で、県内数第1位、人身事故発生件数1,124件で6位、110番受理件数2万5,793件で4位という多くの案件を抱えて大変忙しい警察署です。数字を述べるだけでも、署員さんの御苦労が推察されます。
そのような活動状況の中で、警察庁舎の老朽化と手狭さが問題になっております。何せ36年前の建物ですので壁のひび割れや雨漏り跡、一番の問題はスペースです。床面積3,225平方メートル、1人当たりの占有面積が9.4平方メートルです。大宮署の21.83メートルの半分以下であります。これらの犯罪に立ち向かう署員の増強、捜査機器等設備の増設が望まれていますが、肝心の器になる庁舎が古く、狭くてはかないません。
そこで、警察本部長に越谷警察署の建設計画のお考えについてお尋ねをいたします。
A 鈴木三男 警察本部長
警察署庁舎については、老朽化や狭あい化が進んでいるものも多く、その整備は課題となっております。
これまで、警察署庁舎の整備については、耐震化対策を喫緊の課題として最優先で進めてきたところでありますが、現在改築中の岩槻署、所沢署及び朝霞署庁舎の完成をもって耐震化対策は完了いたします。
また、施設整備については、外壁改修など予防保全による長寿命化で対応できるものは引き続き活用して、改築費用の平準化を図りながら、計画的に行うこととしております。
御指摘のとおり越谷警察署につきましても、昭和57年の庁舎建設時に比べ、管内人口の増加などに伴い、署員数は約1.7倍と増加しており、庁舎の狭あい化が進んでいる警察署の一つであります。
このため、平成15年に事務室や会議室を増築し、平成20年には運転免許証の更新窓口施設をプレハブで新設するなど対策を図ってまいりましたが、依然として狭あいな状況は続いているところであります。
県警察では、警察署庁舎の改築につきましては、建物の老朽・狭あい度などを総合的に勘案し、計画的に整備を行っているところであり、越谷警察署庁舎につきましても、県下全体の改築計画の中で検討を進めてまいります。
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