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掲載日:2023年5月2日

平成30年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(永瀬秀樹議員)

川の国埼玉はつらつプロジェクトの進捗状況について

Q   永瀬秀樹議員(自民)

川口市の北部、戸塚地区を流れる綾瀬川、伝右川の2つの河川では、市町村の地域振興の取組と連携した水辺空間の整備拡充を行う川の国埼玉はつらつプロジェクトが進行しています。綾瀬川については草加市との市境に当たる戸塚環境センター付近の川岸において、遊歩道整備の在り方が著しく連続性を欠いた状態となっており、多くの市民から、水辺の再生と健康長寿にも寄与する良好な生活環境形成の意味からも、早期に右岸側の堤防上に草加市分と同様の遊歩道整備を行うよう要望が寄せられております。
また、地区のより中心部を流れる伝右川については、両岸に20数年前、地元の安行造園会の篤志により植えられた二百数十本の桜が見事な桜並木を形成していますが、垂直護岸の安全性確保のためフェンスで囲われており、親水性を欠いた閉鎖空間となっています。こうした河川環境を改善し、より川への親水性を向上させる改良を施すことで、川をより県民の暮らしに近づける空間とすることが望まれます。
綾瀬川に関しては、平成29年度、5回の協議会を開催し、整備方針も定まったと伺っております。また、伝右川についてはどのような施行が可能か、基本案を検討中であり、ある程度の設計が固まり次第、協議会が開催されると伺っております。2つの川のどちらも、このプロジェクトにより親水性が高まり、周辺住民の憩いの場所として、さらには近隣地域からのにぎわいと交流を創出する場として、水辺空間の再生が期待されています。それぞれの進捗状況と今後の見通しについて、県土整備部長よりお答えください。

A   西成秀幸   県土整備部長

本事業は市町村の提案を基に地域住民や関係団体による協議会において、整備内容などを具体的に検討し水辺空間を整備するものです。
まず、綾瀬川についてですが川口市の提案は市内の約3.5キロメートル区間で堤防上に遊歩道を整備し、草加市やさいたま市の遊歩道と接続させることで、水辺利用者の拡大を図る内容です。
協議会での検討の結果、綾瀬川の自然に配慮し、土を材料とした舗装などで遊歩道を整備することとしております。
現在、綾瀬新橋から上流約1.4キロメートル区間の整備を進めており、平成30年度内には完了いたします。
今後も、残る区間の整備を進めるとともに、川口市においても案内標識や休憩施設を整備していく予定です。
次に、伝右川についてですが川口市の提案は戸塚佐藤第2公園から戸塚榎戸公園までの600メートル区間の水際に遊歩道を設け、桜の名所として地域の活性化を図る内容です。
提案の水際の遊歩道では、護岸が垂直に近く、地上との高低差があり、増水時に避難しにくいことから、利用者の安全性について十分考慮する必要があります。
このため、これまで県と川口市とで、利用者の安全性を確保しつつ桜と川のある風景を楽しめる親水空間の整備について検討してまいりました。
今後の見通しですが、本年8月までには協議会を開催して整備案を提示し、委員の皆様の意見を伺ってまいります。
綾瀬川や伝右川が地域に親しまれる川となるよう、引き続き、川口市と連携しながら取り組んでまいります。

 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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