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掲載日:2023年5月18日

平成27年9月定例会 「県土都市整備委員長報告」

副委員長 立石 泰広

県土都市整備委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案3件であります。

以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
まず、県土整備部関係では、第93号議案及び第106号議案について、「今回の損壊箇所以外にも台風11号及び18号の影響による危険箇所をチェックする必要があると思うがどうか」との質疑に対し、「県では、台風の後、堤防や河川施設の緊急点検を行い、被災状況を確認している。台風18号では、今回の損壊箇所以外に4か所の小規模な被災があった」との答弁がありました。
また、第93号議案について、「今回の補正予算による、国道254号和光富士見バイパスの用地買収は、どのような事業内容であるのか」との質疑に対し、「国道254号和光富士見バイパスでは、国道463号から県道保谷志木線までの約920メートルの区間に残る用地の買収を行う。これによりこの区間で初めて工事に着手できるようになる」との答弁がありました。
次に、都市整備部関係では、第103号議案について、「家賃の滞納者に対して、訴訟を行うことによる効果は上がっているのか」との質疑に対し、「訴訟の対象者となる6か月以上の滞納者は、ピークの平成14年度には約500人であったものが、平成26年度には10人となっており、約98%減少した。抑止効果は大きいと考えている」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案3件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
また、所管事務調査として、一級河川江川の河川整備などについて質問が行われました。
以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
「台風11号の豪雨により桶川市内の一級河川江川で女子高校生が通学途中に流され、命を落とすという痛ましい事故があった。江川は、何度も道路冠水が発生している状況であったが、なぜ河川整備が進まなかったのか」との質問に対し、「江川の荒川合流部から1.3キロメートル区間は、平成2年に桶川市が事業主体として準用河川改修事業に新規採択され、平成3年から用地買収を開始した。平成6年に一級河川に指定され平成11年度から工事に着手したが、環境保護団体から周辺地域の地下水位の低下により湿地植物に影響があるとの指摘を受け、平成15年に工事を休止した。その後、学識経験者や地域住民、環境保護団体による会議を開催し、湿地環境に配慮した計画について提言をいただき、第二期の支援会議の開催に向けて、環境保護団体と調整をしてきたところである」との答弁がありました。
活発な質問の後、人命尊重、くらしの安全、通学路の安全確保のため、江川流域全体の治水対策の整備については、下流の環境保全もさることながら流域4市と協力して、迅速に取り組むことを求める「一級河川江川の早期改修を求める決議」を本委員会として行ったところであります。
以上で、本委員会の報告を終わります。

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