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掲載日:2023年5月17日

平成27年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(美田宗亮議員)

県内の老朽橋の対策について

Q 美田宗亮議員(県民

高度経済成長期に集中的に整備した橋りょうなどの道路施設は、今後、相次いで修繕、架換えが必要になってきます。このような中、平成24年12月、中央自動車道笹子トンネルで天井板落下事故が発生し、9人の尊い命が犠牲となり、長期にわたって通行止めとなりました。県内の橋りょうについても老朽化が進んでいる状況の中で、日頃の管理不足が原因で通行できなくなることがあってはなりません。橋りょうなどの道路施設を安全で安心して使い続けるためには、10年先を見通した維持管理を行っていくべきであろうと考えております。
そこで、県内の橋りょうのうち、県管理の橋りょうについて、以前から計画的な維持管理を進めていると伺っておりますが、これまでの取組と今後の対応について、県土整備部長にお伺いいたします。
また、市町村が管理する橋りょうは県全体の約8割を占めており、維持管理する財源や技術者などの人材も不足し、県民の生活基盤の安全・安心などの確保が難しくなっています。そこで、市町村が管理する橋りょうの老朽化対策についても県がいかなる対応をとるか、県土整備部長にお伺いいたします。 

A 浅井義明 県土整備部長

まず、県が管理する橋りょうのこれまでの取組と今後の対応についてでございます。
県が管理する橋りょうは2,770橋あり、そのうち約4割が高度経済成長期に建設され、今後一斉に大規模修繕や更新時期を迎えることになります。
そこで、県では、平成17年度から安全性を確保するための定期点検を行っております。
特に長さが15メートル以上の橋りょうについては、構造が複雑で規模も大きいことから、5年ごとに専門の技術者による詳細な点検を行ってまいりました。
この結果に基づきまして、傷みの小さい段階から早めの修繕を行う予防保全の考え方を取り入れた計画的な維持管理を行っております。
また、平成25年の道路法の改正により、道路管理者は橋りょう、トンネルなどの道路施設について、5年に1度の詳細な点検が義務付けられました。
そのため、平成26年度から、長さが15メートル未満の橋りょうも専門の技術者による詳細な点検を行っております。
今後は、すべての橋りょうについて定期的な点検と、その結果に基づく修繕を繰り返す体制により、計画的な橋りょうの延命化や安全の確保を図ってまいります。
次に、市町村が管理する橋りょうの老朽化対策についてでございます。
現在、県内の市町村が管理する橋りょうは約1万6,000橋あります。非常に膨大な数になりますので、これらの橋りょうを適切に管理していくことは、市町村にとって大きな負担であると認識しております。
県としても国の動向を適時適確に把握し、市町村が実施する橋りょうの点検、修繕に必要な財源を確保するため、引き続き国に働き掛けてまいります。
また、平成26年度に国土交通省と連携し、「埼玉県道路メンテナンス会議」を設置いたしました。この会議の中で、市町村を対象とした職員の技術講習会や点検業務の発注事務の支援などを行っております。
引き続き、市町村が自ら橋りょうを適切に管理できるよう、国の交付金に関する情報の提供や技術的な支援に努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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